郡山でカウンセリングをしております、となりのカウンセリング郡山の井丸です。
今日もこの場所へ来てくださってありがとうございます。
「大丈夫です」
誰かに心配されたとき、反射的につい口にしてしまうことはありませんか。
責任感が強く頑張っている方からよく聞かれる一言です。
その裏には、「迷惑をかけたくない」「弱さを見せて嫌われたくない」という、強い感情
を抑えるきもちが隠れています。
自分で自分の不安や苦しさを閉じ込めることで、なんとか安心感を保とうとしているのかもしれません。
でも心の奥底では、「本当は誰かに気づいてほしい」という自己表現への願いが強くあるのです。
“大丈夫のふり”は、自分を守るための心の鎧ですが、その鎧が重すぎて、心が疲れてしまっているのです。
ここでひとつ、知っておいていただきたいことがあります。
辛い感情やネガティブな感情をギュッと抑え込むとき、私たちの心は感情全体を麻痺させてしまうという働きも同時にしています。
その結果、「楽しい」「嬉しい」といったポジティブな感情までも一緒に感じられなくなってしまうのです。
「最近、何をしていても心から笑えない」と感じるのは、感情を抑えることで自分自身の
喜びまでも、そっと閉ざしてしまっているサインかもしれません。
「大丈夫じゃない自分」をまず自分で認めてあげることが、心の鎧を脱ぐ最初の一歩です。
相手に伝えるのは、その後で大丈夫‥。
たとえば、 ・心の中で「いま、少し辛いな」とそっとつぶやく ・無理に笑顔を作らず、少しだけ表情を緩めてみる
その心のサインを、自分自身で受け止めてあげることが、一番最初に必要なことです。
「弱さを見せても、大丈夫なんだ」という安心感を、ご自分の心にプレゼントしませんか?
弱さを見せることは本当の優しさであり、自分自身の強さに繋がります。
今日も心のどこかが少しあたたかくなりますように。
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