「~すべき」をやめると人間関係が変わる

 

石巻市でカウンセリングをしております、となりのカウンセリング石巻の佐々木里栄です。

「こうするべき」「こうあるべき」
と人との関わりの中で、こうした思い込みが知らず知らずのうちに強くなってしまい、多くの人が「〜すべき」を手放したら、人間関係が崩れてしまうのでは?と不安を抱えています。
しかし実はその逆で、「〜すべき」を手放すことで、人との距離感が自然になり、関係がスムーズになることがあるのです。

1. 思い込みを手放すことで、無理な期待が減る

「もっと気遣うべき」「あの人はこうあるべき」
そういった思い込みは、相手に対する過剰な期待につながりやすくなります。

しかしその期待が裏切られると、「なんでできないの?」「私は我慢しているのに…」と、怒りや失望が積もりやすくなってしまいます。

「〜すべき」を手放すことで、相手に過剰な期待をかけずに済むようになります。
その分、相手の言動を“そのまま”受け入れる余裕が生まれ、❝気持ちのすれ違い❞が減っていきます。

2. 自分の気持ちを正直に伝えられるようになる

「〜すべき」を基準にしていると、「本当はこう思っているけれど、言ってはいけない」という場面が増えてしまいます。
すると、我慢や遠慮が積み重なり、次第に関係がぎこちなくなることも。

一方で、「〜すべき」から離れると、❝私はこう感じている❞、❝今はこうしてもらえるとうれしい❞

というように、自分の気持ちを率直に表現しやすくなります。
結果として、無理のない関係性が築けるようになります。

3. 相手にも“そのままでいること”を許せるようになる

「自分がこうすべきだから、相手もそうあるべき」
そんな思い込みは、知らず知らずのうちに相手をコントロールしようとする気持ちにつながります。

「〜すべき」を手放すことは、相手の個性やペースを尊重することにもつながります。
その結果、❝相手が自然体でいられる❞関係が生まれ、信頼も深まっていきます。

4. “合わせすぎる自分”から抜け出せる

「相手に嫌われないようにすべき」
「波風を立てないようにすべき」

こうした思い込みは、自分の本音を抑え込み、常に“いい人”を演じてしまう原因になります。
しかし、それが続くと、自分の感情が置き去りになり、心のバランスを崩してしまうことも。

「〜すべき」を手放すことは、自分を守るための選択でもあります。
本音で関われる関係が少しずつ増えていくことで、人間関係がより健やかなものへと変わっていきます。

「〜すべき」がなくても、関係は崩れない

「〜すべき」は、一見すると関係を円滑に保つためのルールのように思えるかもしれません。
ですが、それが過剰になると、自分も相手も息苦しくなってしまうのです。

本当に大切な関係は、「〜すべき」ではなく、
ありのままの自分と相手を受け入れることから始まります。

少しずつ、思い込みの手綱を緩めていきましょう。
きっと、もっと自由で、もっと穏やかな関係が築けるはずです。

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