愛着障害の方への伝え方

郡山でカウンセリングをしている、となりのカウンセリング郡山です。

 

愛着障害の方に多いのですが、

 

【自分が正しいか? 相手のほうが正しいのか?】

この2点を議論の中心にしようとする方がいます。

 

この考え方により

・慢性的なうつや自己肯定感の低下、不安・不満・怒りと言ったマイナス感情にとらわれ、過剰な反応を示す。

・人間関係や社会生活においてのトラブル、生きずらさ。

・親しい人間との関係悪化、身近な人間である程こじれてしまい、離れていく孤独感。

この【白か黒 思考】という認知の歪みがあると上記のように、人間関係で苦労します。

 

白・黒以外にも沢山の【色】があることに気が付いていない、理解していないというのが理由ですが、

このような価値観を持っている方に、『他にも選択肢があるよ』『そんな極端に考えなくてもよくない?』

と伝えても、話を受け取ってもらう事はむずかしいです。

 

この考え方を持っている方に共通していることは、他者の反応に対しての【不安】が大きいことが

考えられます。

 

このような特性を持っている方に私たちがどのように関わっているか

①精神的安全を確保する

本音や自分が悪いことをした と自ら話してもらえるような関係性を作ります。

そのために、カウンセラー自ら他者に迷惑をかけた過去を話すこともありますし、今現時点での課題を

お話することもあります。逆に、いい事しか言わなかったり、何も困っていないという発言しかしないときは、

信用されていないという事になります。

『この人なら何でも話せる』と思ってもらえるような関り方を心がけております。

 

②共感的応答

このような考え方をお持ちの方は、表面的に強そうに見えても心の中では発言や考え方に自信が無く、

自分が間違っていることが多いことを自覚していたりもします。ですので、いいこともそうではないことも、

特に初期段階では否定や意見を言わず、ただ【受け入れて聞く】を意識しております。

 

このように関わっていくと、その方の心のコップが【不安】で溢れそうになっていたものが、少しずつ

減り続け、余白の体積に比例してこちの意見も聞いてくれるようになります。

 

もし身近な方で似たような方がいらっしゃいましたら、ご参考になさってください。

 

 

 

 

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