福島でカウンセリングをしている、となりのカウンセリング福島です。
子どもが不登校になったとき、「学校でトラブルがあるわけでもないのに、なぜ行けないのだろう?」と、
戸惑う親は少なくありません。
友達関係も良く、成績も悪くないのに、朝になると体が動かない。
そんな姿を見ると、親としてもどう接すればいいのか分からなくなってしまいます。
けれど、学校に行けなくなる理由は、必ずしも目に見える問題だけではありません。
子どもの心の中で、小さな我慢や気を張ることが積み重なり、エネルギーが少しずつ尽きてしまうことがあります。
周囲からは頑張り屋に見えても、心の中では「もう少しだけ頑張らなきゃ…。」と自分を追い込んでいる。
その繰り返しが限界に達したとき、体と心がブレーキをかけるのです。
また、感受性の強い子ほど、環境の変化や他人の気持ちに敏感に反応します。
誰かの表情や空気の変化を感じ取って、無意識のうちに緊張してしまう。
そうした、目には見えない疲れが続くと、心が「少し休みたい」とサインを出します。
それは、心が自分を守るために発している自然な反応です。
親としてできるのは、問い詰めるより、「今はしんどいんだね。」「無理しなくていいよ。」と声をかけてあげることです。
子どもが安心して休める時間ができると、少しずつ心に余裕が戻り、自分の気持ちを整理できるようになります。
不登校を問題としてではなく、心の充電期間と捉えてみましょう。
親が焦らず見守る姿勢こそが、子どもにとって一番の安心につながります。
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