思考が止まらない…ぐるぐる思考から抜け出す方法

石巻市でカウンセリングをしております、となりのカウンセリング石巻の佐々木里栄です。

「頭の中でぐるぐる同じことを考えて、不安が止まらない」。
そんな状態に心あたりがある方は、実はとても多いです。

たとえば、

  • あの時の言い方はまずかったかもしれない
  • 相手はどう感じたんだろう
  • 余計なことを言ってしまったかも

こうした「ぐるぐる思考」が止まらなくなり、気づけば何時間も同じことを繰り返し考えていた…そんな経験、ありませんか?

 

なぜ、考えすぎてしまうの?

「考えすぎる」背景には、不安を感じやすい気質や、**真面目で繊細な性格(HSP)**が関係していることがあります。

また、過去に「失敗できない」「ちゃんとしていないと責められる」といった体験を繰り返してきた人ほど、「念のために」「しっかり考えておかないと」と不安に備えようとする傾向があります。

ですが、そのつもりが、逆に不安を増幅させる結果になってしまうこともあるのです。

 

考えすぎから抜け出すヒント

では、どうすれば「思考が止まらない状態」から距離を取ることができるのでしょうか。

1. 「今、考えている」と気づく

不安に巻き込まれているとき、私たちはその状態に気づけないことがあります。
「これは現実だ」と思っていても、実際には過去を再生しているだけ、または未来を想像しているだけということも多いのです。

「いま、また同じことを考えてるな」と気づけるだけで、少し思考から距離を取ることができます。

2. 身体感覚に意識を向ける

  • ゆっくり深呼吸をする
  • 手を温かいお湯に浸してみる
  • 外の音や香りなど「五感」を感じてみる

こうした行動は、「今ここ」に戻るスイッチになります。頭の中でぐるぐる回っていた不安な思考を、少し休ませるきっかけになるのです。

3. 「考えすぎる自分」を責めない

「また考えてしまった…」と自分を責めると、さらに不安が強まってしまいます。
でも、考えすぎる人は、それだけ丁寧に物事を受け止めようとしている人です。

その繊細さや気づく力は、決して悪いことではありません。

心をゆるめる小さな練習を

「思考に巻き込まれていること」に気づき、そこからやさしく抜け出す練習を少しずつ繰り返していくことで、心は少しずつ緩んでいきます。

うまくできない日があっても大丈夫。
「何度でも戻ってきていい」と思いながら、焦らず、自分を責めずに取り組んでみてください。

一人で抱えずに話してみませんか?

もし、不安が強くなりすぎてつらくなってきたら、カウンセラーに話してみることもひとつの選択肢です。
言葉にすることで、自分でも気づいていなかった思いや、本当の望みに出会えることがあります。

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