セロトニンって何?心の不調との関係性

 

となりのカウンセリング石巻の佐々木里栄です。

私たちの心と身体の健康には、「セロトニン」という神経伝達物質が大きく関わっています。
特に、ストレス社会に生きる現代人にとって、セロトニンの働きやその重要性を知ることは、心のバランスを整えるための第一歩です。

この記事では、心理カウンセリングの視点から、セロトニンの役割や不足するとどうなるのか、そしてその対策について詳しく解説していきます。

セロトニンとは?心の安定に欠かせない神経伝達物質

セロトニンは、脳内の神経伝達物質の一つで、自律神経のバランスを整え、精神的な安定を保つ働きがあります。

主な働きには以下のようなものがあります

  • 気分や感情のコントロール
  • ストレスの軽減
  • 安心感の向上
  • 睡眠の質の改善(夜間にメラトニンに変化)
  • ドーパミンやノルアドレナリンとのバランス調整

つまり、セロトニンがしっかり分泌されている状態は、「心が整っている状態」とも言えます。

セロトニンが不足するとどうなるのか?

セロトニンが不足すると、心と体のバランスが崩れやすくなり、以下のような状態に陥ることがあります

  • 強い不安感・恐怖感
  • 気分の落ち込み(抑うつ症状)
  • イライラや怒りのコントロールが難しくなる
  • 慢性的なストレス感
  • 睡眠障害(寝つきが悪い、眠りが浅い)
  • 集中力や判断力の低下

うつ病、パニック障害、不安障害などの精神的な不調の背景には、セロトニン不足が深く関わっていることが、近年の研究で明らかになってきています。

 

セロトニンを増やすためにできること

セロトニンを増やすためには、日々の生活習慣が非常に大切です。以下のような行動が効果的だと言われています:

1. 日光を浴びる

朝起きたら太陽の光を浴びることを意識しましょう。
日中の太陽光はセロトニンの分泌を促し、心を安定させる効果があります。

2. 腸内環境を整える

腸は「第二の脳」とも呼ばれ、実はセロトニンの約90%が腸で作られていると言われています。
油っこい食事やストレスで腸内環境が乱れると、セロトニンの分泌も低下してしまいます。

食物繊維や発酵食品、胃腸に優しい食べ物を取り入れることを心がけましょう。

セロトニンと睡眠の関係

セロトニンは日中にしっかり分泌されることで、夜には「メラトニン」という睡眠ホルモンに変化します。
このメラトニンの分泌がうまくいかないと、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなるといった不眠の原因に繋がります。

引きこもりがちな生活や、昼夜逆転の生活が続くと、セロトニンのリズムが乱れて、悪循環に陥りやすくなります。

心の不調を感じたら、カウンセリングという選択を

セロトニンの分泌には生活習慣が深く関係していますが、心のバランスを崩しているときに「自分だけで整える」のは難しいこともあります。

心理カウンセリングでは、自身の状況に合わせて感情の整理や、生活習慣の見直し、ストレス対処法などを一緒に考えていくサポートが可能です。

特に以下のような状態にある方は、一度ご相談ください。

  • 気分の浮き沈みが激しい
  • 常に不安や焦りがある
  • 怒りや感情のコントロールが難しい
  • 眠れない、寝ても疲れが取れない
  • 何をしても気分が晴れない

心の健康は、一人で抱え込まず、誰かに話すことから整っていくものです。

セロトニンは、私たちが心地よく生きていくために欠かせない存在です。
毎日のちょっとした習慣を見直すことが、心のバランスを整える第一歩となります。

もし、何をしても不安やつらさが消えないという方は、どうか一人で悩まないでください。
心のケアは、誰にとっても必要な「セルフメンテナンス」です。

となりのカウンセリング石巻では、セロトニンの働きや心のバランスに注目しながら、心理学的な視点で丁寧にサポートを行っています。
不安やイライラ、気分の落ち込みなど、「うまく言葉にできないけれど、なんとなくつらい」と感じている気持ちにも、クライアントさんに寄り添うことを大切にしています。


一人で抱え込まず、まずはお話しすることから始めてみませんか?


あなたが自分らしく過ごせる毎日を取り戻せるよう、心を込めてお手伝いさせていただきます。

 

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