DV加害者が妻(夫)を変えられない根拠の理解

福島で夫婦カウンセリングをしている、となりのカウンセリングの小林です。

DVを手放していただくまでのロードマップとして1つ目は  

『妻 (夫)は変えられない根拠を理解する』です。

DVをしてしまう人は、相手を変えられると錯覚しております。

ところが、人間はいくら強く勧められても欲求として満たされないとやりたくありません。

その欲求とは、

【愛所属の欲求】愛したい、愛されたい、協力したい という欲求

【 力 の欲求】勝ちたい、負けたくない、認められたい という欲求

【自由 の欲求】自分のやりたいようにやりたい、指図されたくない という欲求

【楽しみの欲求】楽しいことをやりたい、新しいことをやってみたい という欲求

【生存 の欲求】心身ともに健康でいたい、安定していたい という欲求 この5つの欲求です。

 

この欲求が満たせると相手が心から思わない限りは行動することはありません。

ところが、配偶者をコントロールできると思い込んでいるDVする方は、

相手が納得して行動するまでの時間が待てなかったり、思ったように行動しないことにフラストレーションを感じ、

手を挙げたり暴言を吐くことで相手の言動を変えようとします。

ただし、DVを受ける側は手を挙げられる・暴言を吐かられることで、一時的に従わないと5つの欲求が満たされない事を

回避する為の手段として従うという選択をとりますが、それはあくまで一時しのぎでしかないので、

また、欲求が待たされない状態は精神衛生上続きませんので、【この人と一緒にいると思った通りに生きていけない】と

感じてパートナーは離れて行きます。

このような行動原理について説明し、配偶者も他人もあなたとは違う価値観を持って生きているという事を、納得していただきながら

進めてまいります。

 

 

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