選択理論における不登校の我が子への関わり方①

となりのカウンセリング郡山の五十嵐です。

 

日頃、不登校お子さんにどう接していいか分からず、お悩みの方もいらっしゃることでしょう。

我が子とはいえ、考えていることや行動原理を完璧に理解するのは難しいことです。

子どもとの関わり方を意識しなければ、不登校の改善には手が届きにくくなります。

 

そこで、今回から2回に分けて「選択理論」による不登校の子どもへの関わり方を解説していきます。

お子さんとの関わり方を変え、不登校や親子関係を改善するきっかけになれば幸いです。

 

不登校のお子さんと関わるにあたって、多くの親御さまの壁となるのが「子どもとどう接すればいいのかわからない」ことです。

 

何を言っても変わる気配が無かったり、行動した結果、逆効果で状況が悪化したりなど。

どうすればいいかわからなくなり、途方にくれてカウンセリングへ来られる方も多くいらっしゃいます。

 

そんな方に知っていただきたいのが「選択理論」という心理学の一種です。

今回はこの「選択理論心理学」について詳しく解説していきます。

 

選択理論心理学を一言で表すと「自分の行動は自分でしか選択できない」ということです。

これは「人の行動を他人が決めることはできない」ということでもあり、不登校児に関わる親御さまが心得ておくべき考え方ともいえます。

 

つまり、お子さんの考えや行動を、親御さまの言葉や行動で変えることはできないということです。

 

「学校に行って欲しい」「どうして家から出ないか教えて」「あなたのために言ってるの」

 

このような促し方をしても、お子さんの心が動くことはなく、不登校に対する考え方も行動も変わらないということになります。

 

選択理論を用いるにあたって、以下の2つを理解しておく必要があります。

 

・5つの基本的欲求

・上質世界

 

5つの基本的欲求は、人間の行動原理になる欲求の種類を指します。

 

「生存の欲求」「愛・所属の欲求」「力の欲求」「楽しみの欲求」「自由の欲求」

 

この5つは人によって大きさが異なります。

お子さんの欲求の種類を知り、どの欲求が満たされていないことで不登校になっているかを知ることが大切です。

 

上質世界とは、基本的欲求や、それ以上の欲求を満たす「イメージ」を指します。

「この人は私の欲求を満たす」「この映画を観ると満足する」「この目標のために頑張る」

このようなイメージを理解することで、子どもの欲求を満たす方法がわかり、また、関係を悪化させる関わり方を回避することも可能です。

 

上記を理解したうえで、お子さんとの関わり方を改めていくことが、不登校や親子関係の改善に繋がります。

次回はこの点をふまえ、具体的な関わり方の例を紹介いたします。

 

不登校の改善方法にお悩みの方、選択理論について興味を持たれた方は、ぜひお気軽に「となりのカウンセリング石巻」へご相談ください。

 

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