境界性パーソナリティ障害をお持つ奥さまへのカウンセリングをしている、仙台メンタルハートフルラボです。
彼女の感情に振り回されてしまうと、「続けていけるのかな…。」と不安になることがあります。
それでも「一緒にいたい」「支え合いたい」という気持ちがあるなら、
我慢や犠牲だけではなく、お互いが安心できる関係を少しずつ育てていく工夫が必要です。
1つ目の工夫は「安心できる習慣」を作ることです。
たとえば、毎日決まった時間に短い連絡を取り合う、週末には必ず会話の時間を持つなど、
小さな約束を重ねることが安心感につながります。
「この人は自分を大切に思ってくれている」という確信が、感情の波を穏やかにする助けになります。
2つ目は「楽しい記憶を増やすこと」です。
不安やケンカのやり取りばかりだと、関係が消耗してしまいます。
自然の中を散歩する、共通の趣味を楽しむ、好きな料理を一緒に作るなど、
心が温かくなる時間を意識的に増やしましょう。
その積み重ねが「この人と一緒にいると安心できる」という実感につながります。
3つ目は「完璧を目指さないこと」です。
彼女の気持ちの波は一朝一夕で消えるものではありません。
ですが「自分が悪いからこうなる」と考える必要もありません。
大切なのは、お互いに理解しようとする姿勢と、少しずつ歩み寄る工夫です。
関係を続けるなかで大切なのは、「相手を変える」のではなく「一緒に育っていく」意識を持つことです。
お互いを思いやりながら少しずつ安心できる関係を積み重ねていけば、
この先も関係を保つことができるでしょう。
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