境界性パーソナリティ障害をお持つ奥さまへのカウンセリングをしている、
仙台メンタルハートフルラボです。
強い感情に直面すると、相手を支えたい気持ちと同時に、自分の心が疲れてしまうことがあります。
「彼女を理解してあげなきゃ!」と頑張りすぎると、気づかないうちに心身ともに消耗してしまうのです。
大切な人を思うからこそ、まずは自分を守ることが欠かせません。
自分を守るために必要なのは「境界線」を持つことです。
これは冷たくすることではなく、自分の気持ちや生活を大切にするための線引きです。
たとえば、夜中に何度も連絡が来る場合、「明日早いから、また朝話そうね。」と伝える。
疲れているときには「今日は休ませてほしい。」と正直に言う。
そうした小さな工夫が、自分を守りながら関係を続ける力になります。
もう一つ大切なのは「解決を急がないこと」です。
感情の波が落ち着くのを待つことも立派な対応です。
すぐに解決しようとして言い合いになるよりも、「落ち着いたらまた話そう」と
伝えるほうが関係を壊さずに済むことがあります。
そして忘れてはいけないのは、自分を守ることに罪悪感を持たないことです。
彼女を思いやるあまり、自分を優先することを「冷たいこと」と感じてしまう人も少なくありません。
しかし、本当に健やかな関係を築くためには、支える側の心の余裕が欠かせません。
彼女を大切に思う気持ちと自分を大切にする気持ち。
その両方を守ることで、長く安定した関係を築くことができます。
無理をしない自分のスタンスこそが、結果的に彼女を支える力になるのです。
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