石巻市で親子カウンセリングをしております、となりのカウンセリング石巻の佐々木里栄です。
「過干渉」という言葉を聞くと、多くの方が子どもの自主性を奪いすぎる母親の行動をイメージするかもしれません。
しかし、過干渉になる背景には、単なる“過剰な世話好き”以上の複雑な心理が隠れています。
過干渉になる母親の主な心理とは?
- 不安や心配からくる行動
母親は子どもの安全や幸せを願うあまり、必要以上に細かく干渉してしまうことがあります。
「何か悪いことが起きたらどうしよう」「失敗して傷つかないか」という❝未来への不安❞が強いのです。 - 自己肯定感の依存
子どもの成功や成長が、自分の価値を確認する手段になっている場合もあります。
子どもがうまくいくことで「私は良い母親だ」と感じたい気持ちが、過干渉を生みやすくします。 - 過去の経験やトラウマ
自分自身が過干渉な親に育てられた、または親からの愛情不足を感じていた経験があると、同じように❝過干渉❞という形で子どもに愛情を示すことがあります。
過干渉が子どもに与える影響
過干渉な関わりは、子どもの自主性や自己肯定感を育てにくくする可能性があります。
「自分で決める力」が育たず、失敗や挑戦を恐れるようになることも。
また、親子関係にストレスや摩擦が生まれやすく、心の距離ができてしまうこともあります。
過干渉は単なる悪意ではなく、母親なりの❝愛情表現❞です。
その複雑な心理を理解し、少しずつ互いに歩み寄ることで、より良い親子関係を築くことができるでしょう。
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