石巻市でカウンセリングをしております、となりのカウンセリング石巻の佐々木里栄です。
現代の生活では、私たちはつい「〜しなければならない」「〜すべき」と考えてしまいがちです。特に人間関係の中で、「こうあるべき」と自分や相手に求めすぎると、❝心が窮屈❞になり、知らず知らずのうちにストレスが溜まっていきます。
たとえば、家庭や職場で「こうしなければ嫌われる」「子どもにはこうしてほしい」「完璧を目指さなければ」というように、自分にプレッシャーをかけ続けていませんか?
その結果、❝自分らしさ❞を見失ってしまうことも少なくありません。
このような「~すべき」思考を手放すことが、実は心を軽くし、人間関係をスムーズにするカギになるのです。
「~すべき」を手放す4つのメリット
1. 自分の感情や欲求に素直になれる
「~すべき」にとらわれていると、本当の気持ちや欲求を押し殺してしまいがちです。
たとえば「やりたくないけれど、やるべきだから」と動くことで、内側に無理が積もっていきます。
ですが、「~すべき」を手放せば、❝休みたいときに休む❞というように、自分の感情に正直でいられるようになります。これは、自分を大切にする第一歩です。
2. 相手への過度な期待を手放せる
他人に対しても、「〜すべき」を無意識に押し付けていることがあります。
「夫はもっと気遣うべき」「子どもはもっと頑張るべき」など、強い期待はやがて相手にも自分にもストレスとなって返ってきます。
「〜すべき」という思い込みをゆるめれば、お互いに❝自然体❞でいられる関係が築けるようになります。過度な期待を手放すことが、穏やかな人間関係につながっていくのです。
3. 自由な選択肢を持てるようになる
「〜すべき」に縛られていると、選択肢が狭まり、❝自分の気持ちより他人の期待❞を優先してしまうことがあります。
ですが、その思い込みを手放すことで、「どうしたいか」に意識を向けられるようになります。
たとえば、「本当は休職したい」「進路を変えたい」などの気持ちにも気づきやすくなり、自分にとって大切な選択ができるようになります。
4. 自分に優しくなれる
「完璧にやらなければ」「迷惑をかけてはいけない」と思っていると、失敗やミスを❝許せない❞自分になってしまいます。
しかし、「~すべき」を緩めることで、「これでいい」と自分にOKを出せるようになります。
その結果、自分を責めずに前に進めるようになり、人にも自然と優しくなれるのです。
「~すべき」を手放すことが、生きづらさを減らすカギ
このように、「〜すべき」を手放すことは、ただ気持ちが楽になるだけでなく、人間関係や人生そのものを軽やかにしていく大切なヒントになります。
次回は、実際に「〜すべき」を手放すために、どんな行動を取ればよいか、具体的な方法をご紹介します。
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