郡山でカウンセリングをしております、となりのカウンセリング郡山の井丸です。
【人は安心すると、はじめて変わり始める】
今日もこの場所へ来てくださってありがとうございます。
人は「変わりたい」と願うときほど、
自分を追い込んでしまうことがあります。
「もっと頑張らなければ‥・」
「早く答えを出さなければ‥・」
そんな思いが強くなるほど、
知らず知らずのうちに緊張してしまうものです。
心理学の視点から見ると、
人が本当に変化へ向かうために必要なのは、
努力や意志の強さだけではありません。
まず土台として大切なのが、安心感です。
安心が十分に感じられない状態では、
心は防衛反応を優先します。
交感神経が優位になり、思考は狭まり、
「正解」
「失敗しないこと」
「評価されること」
自然とこちらに意識が向きやすくなります。
その状態では、
新しい選択や柔軟な捉え方は生まれにくくなります。
一方で、
「ここでは大丈夫」
「このままの自分であっても受け止めてもらえる」
などと感じられる瞬間があると、
副交感神経が働き、心と体は少しずつ緩み始めます。
すると、人は自分の感情や本音に触れやすくなり、
これまでとは違う視点や行動を
自然に選べるようになります。
いっぱいだった器に空間が生まれ、
新しいものが入りやすくなっているイメージかもしれませんね。
変化とは、
無理に自分を変えることばかりではなく、
安全な環境や関係性の中で
自己理解が深まっていくプロセスなのかもしれません。
安心は甘えではなく、
回復と成長のための大切な基盤です。
人は安心すると、
静かに、しかし確かに、変わり始めていくのだと思います。
まずはゆっくり胸をひらいて、
深呼吸からしてみませんか。
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