郡山でカウンセリングをしております、となりのカウンセリング郡山の井丸です。
怒りが教えてくれる「心のサイン」Vol.1
その裏に隠れた本当の気持ち
今日もこの場所に来てくださって、本当にありがとうございます。
今回から「怒り」という感情をテーマに、Vol1〜Vol4までお届けしていきます。
よろしければ、どうぞお付き合いください。
■ なぜ、こんなに怒ってしまうのだろう?
「どうして、こんな小さなことでイライラしてしまうんだろう?」
「わかっているのに、怒りを抑えられない…」
そんなふうに、自分の怒りに振り回されてしまう感覚を持ったことはありませんか?
怒りのエネルギーに消耗してしまい、人間関係や大切なものを壊してしまいそうで怖くなる――そんな経験のある方も多いと思います。
でも、心理学的に見ると「怒り」は決して悪者ではありません。
むしろ、あなたの心を守るために生まれた “寄り添ってくれていた防御策” であることがほとんどなのです。
■ 怒りは「二次感情」
怒りという感情は、多くの場合 二次感情 と呼ばれます。
その奥には、本当の気持ち= 一次感情 が隠れています。
それはとても傷つきやすく、あまりに苦しいため、無意識のうちに怒りという「感情の鎧」をまとって隠してしまうのです。
例えば、こんな一次感情が潜んでいることがあります。
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「私には価値がない」という深い悲しみ
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「誰も気にかけてくれない」という寂しさ
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「見捨てられるかもしれない」という不安や恐怖
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「どうすることもできない」という虚しさ
こうした痛みを守るために、心は怒りという鎧をまとうことで、
「これ以上傷つきたくない」と自分を守ろうとしてくれるのです。
■ 怒りを小さくする最初の一歩
ただ、その怒りの鎧だけに注目してしまうと、本当に癒しを必要としている“心の奥の部分”が置き去りになってしまいます。
怒りを小さくしていくために大切なのは、
怒りを抑え込むことではなく、怒りの下にある一次感情に気づいてあげること。
この「気づき」こそが、固くなっていた心の鎧が少しずつ溶け始め、
あなた自身を癒しへと導く、最初で最も大切なステップなのです。
■ 次回予告
次回は、この“怒りという鎧”が どのようにして身についたのか?
その背景についてお話ししていきます。
今日も、あなたの心のどこかに、そっとあたたかさが灯りますように。
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