石巻市でカウンセリングをしております、となりのカウンセリング石巻の佐々木里栄です。
前回は「~すべき」を手放すと楽になる理由につていブログを書いていきましたが、「〜すべき」という思い込みは、無意識のうちに私たちを縛り、ストレスや疲れの原因になっていることがあります。
今回は、その思い込みをやわらげて、もっと楽に生きるための具体的な方法を4つご紹介します。
1. 「〜すべき」と思ったとき、自問してみる
まずは、頭の中で**「〜すべきだ」と浮かんだ瞬間に気づく**ことから始めましょう。
そのうえで、自分にこう問いかけてみてください。
これは本当に「すべき」こと? それとも「したほうがいい」こと?
こうした問いかけは、思い込みに気づく第一歩になります。
❝しなければならない❞という考えの多くが、実は自分の中で作り上げたものかもしれません。
2. 「〜したい」に言い換えてみる
「〜すべき」は、自分を追い込む言葉です。
それを「〜したい」と言い換えるだけでも、心の負担がやわらぎます。
たとえば、
- 「早く返信すべき」→「少し落ち着いてから返したい」
- 「家事を完璧にこなすべき」→「今日はできる範囲で進めたい」
このように❝自分の内側からの欲求❞に目を向けることで、自分に正直な選択ができるようになります。
3. 「すべき」リストを書き出して、優先順位を見直す
「〜すべき」が頭の中にたくさんあると、混乱や不安につながります。
そんな時は、一度紙に書き出すことをおすすめします。
- 思いつくままに「すべきこと」をすべて書く
- その中で「本当に今やる必要があるか?」を見直す
- 優先順位をつけ、「今やらなくていいこと」はリストから外す
書き出してみると、思った以上に「思い込みだった」と気づく項目が見つかるはずです。
4. 自分に「それでもいい」と許可を出す
最後に大切なのは、自分にOKを出すことです。
「完璧じゃなくてもいい」「できない日があってもいい」
そんなふうに、❝それでも大丈夫❞と自分を認める練習をしていきましょう。
「〜すべき」を手放すには、自分に対しての優しさと柔らかさが必要です。
そうすることで、心が少しずつ自由になっていきます。
❝思い込みをゆるめるだけで、心は軽くなる❞
「〜すべき」と自分に言い聞かせ続けていると、知らず知らずのうちに心が疲れてしまいます。
ですが、その思い込みを手放すことで、人間関係や自分自身との向き合い方がぐっと楽になります。
できるところから少しずつ取り入れてみてください。
次回は、「『〜すべき』を手放しても人間関係がうまくいく理由」についてご紹介します。
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