カウンセリング事例

AIで整理できても、心が追いつかないことがあります

20代女性。
幼少期から家庭環境の中で自分の気持ちを抑えて育ち、人間関係をはじめ人生に苦しさを抱えていました。

ご本人はAIを活用しながら、自分の思考や過去を丁寧に整理し、「なぜ今の自分が苦しいのか」を深く理解されていました。

認知の偏りや幼少期の影響も言語化できており、自己理解は非常に進んでいました。

しかし、それでも胸の苦しさや頭痛、眠れない日々、止まらない思考は続き、「理解しているのに楽になれない」

という状態が続いていました。

カウンセリングでは、AIでは整理しきれなかった「言葉にならない感情」や「弱さを表現する体験」を会話の中から積み重ねました。

その結果、身体症状が和らぎ、ご本人は「頭で理解する」段階から、「本当の感情を感じられる」段階へ少しずつ進まれています。

現在も回復の途中ではありますが、大切なのは「すべての感情を解決すること」ではなく、「未解決の感情があっても、

自分を責めずに日常を過ごせること」を一緒に育てている段階です。

最近はAIを活用し気持ちや出来事を整理してからカウンセリングに来られる方が増えております。

AIは自分の考えを整理したり客観的に振り返る事を得意としております。

一方で、カウンセリングでは一人では触れにくい感情を安心して表現でき誰かに受け止めてもらえるという新しい体験ができます。

「理解すること」と「癒えていくこと」は必ずしも同じではありません。

必要な部分はカウンセラーと一緒に歩んでいくことで回復が進むと考えております。