郡山でカウンセリングをしております、となりのカウンセリング郡山の井丸です。
怒りが教えてくれる「心のサイン」Vol.3
怒りを解放する3つの実践ステップ
今日もこの場所へ来てくださって、ありがとうございます。
Vol.1 と Vol.2 では、怒りが“自分を守るための鎧”であり、
その奥には本当の感情(一次感情)が隠れているというお話をしてきました。
今回は、その奥にある一次感情に優しく触れながら、
怒りを「排除する」のではなく “扱えるようになる” ための
3つの具体的なステップをお伝えします。
怒りをゆっくり解きほぐしていくカギは、
無理に感情を抑え込むことではなく、
「気づく」「受け止める」を何度も繰り返すこと です。
■ 実践1:カッときたら、一呼吸の「瞬間停止」
怒りがこみ上げてきた瞬間、
口を開く前に3秒だけ停止 してみましょう。
● その場を少し離れる
● ゆっくり深呼吸する
● 心の中で
「ストップ。これは“感情さんの声”だ」
とつぶやく
このたった3秒が、
自動的に怒ってしまう“いつもの反応”を断ち切り、
感情にのまれずにいられる 小さな隙間 を生み出します。
■ 実践2:自分の心に「優しい問いかけ」をする
3秒の停止ができたら、
次は いちばん優しい声 で心に問います。
「ねぇ、本当は何を感じているの?」
「今、寂しい?」
「悲しい?」
「もしかして、不安になっているの?」
怒りの下で震えている一次感情を、
そっと探しにいくイメージです。
これは、あなた自身との もっとも親密で、癒しを生む対話 になります。
■ 実践3:ジャッジせず、ただ「認めて労う」
もし、心の奥にある感情に気づけたら――たとえば、
「ああ、いま私、すごく寂しいんだ…」
そう気づいたときは、その感情を否定せず、
ただそのまま受け止めてあげてください。
「そうか、寂しかったんだね」
「頑張っていたのに、悲しかったよね」
自分を叱るのではなく、
大切な友達を励ますように 優しく労うこと がポイントです。
■ 怒りはゆっくり静まり、心に静けさが戻ってくる
この「気づき」と「受容」を繰り返すことで、
長年の習慣としてまとってきた怒りのエネルギーが、
少しずつ、静かに解放されていきます。
今まで気づいてもらえなかった感情さんが受け入れられ、
「もう大丈夫だよ」と落ち着いていくのかもしれません。
今日も、あなたの心のどこかが
そっとあたたかくなりますように。
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