郡山で夫婦カウンセリングをしております、となりのカウンセリング郡山の井丸です。
【夫婦の距離感は、「正しい近さ」に調整できる Vol1~2人に合った適温距離と心理的可動域~】
今日もこの場所へ来てくださってありがとうございます。
夫婦関係やパートナーシップのお話を伺っていると、
「距離が近すぎて息苦しい」
「遠くなってしまって、もう分かり合えない気がする」
この両方の声をよく耳にします。
それは特別な悩みではなく、誰にでも起こりえる悩みかもしれません。
実は、近すぎても遠すぎても、関係は不安定になりやすいものです。
大切なのは「どちらが正しいか」ではなく、
その時々の二人に合った適温距離を見つけていくことだと感じています。
距離が近すぎると、相手の言動や反応に過剰に影響を受けやすくなります。
一方で、離れすぎると、気持ちを伝える機会そのものが減り、
誤解や孤独感が深まってしまいます。
どちらも、悪気があって起こるわけではありません。
この距離感を調整する鍵になるのが、心理的可動域です。
心理的可動域とは、
「自分の感情を感じながらも、
相手の反応に振り回されすぎずにいられる心の幅」のこと。
ここが狭くなっていると、
少しの言葉や沈黙にも大きく揺れてしまいます。
夫婦関係の中で大切なのは、相手を変えることではなく、
自分の心の可動域を広げていくことです。
それは筋トレのようなものではなく、
どちらかというと心のストレッチに近い作業です。
力を入れすぎず、少しずつ余白をつくっていく。
心に余裕が生まれると、
不思議と距離は自然に整っていきます。
近づきすぎず、離れすぎず、
その時の二人にとって心地よい場所に戻ってこれる。
夫婦の距離感は、固定されたものではなく、
何度でも調整し直せるものなのだと思います
。
今日も心のどこかが少しあたたかくなりますように。
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