郡山で不登校児のカウンセリングをしている、となりのカウンセリング郡山です。
不登校児が学校や職場に向かう気持ちがどうしても湧いてこないのは、「怠け」や「甘え」ではありません。
「行かなきゃいけない」と頭では理解していても、体が動かない。
これは弱さではなく、心が限界を迎える前に自分を守ろうとしている反応です。
この状態は、いくつかの要因が重なって起きています。
たとえば、「またつらいことが起きるかもしれない」という不安がよぎると、人は本能的にその場所を避けようとします。
さらに、過去のつらい経験、疲れ、気持ちの落ち込みなどが重なると、心も体も動けなくなるのは当然のことです。
この状態を解決するために大切なのは、「いきなり元の生活に戻ること」を目標にしないことです。
なぜなら、「前向きさ」というものは段階を踏みながら回復していくものだからです。
まずは今の気持ちを否定せず、「前に進めないのには理由がある」と理解し、心が安心できる土台をつくることが第一歩になります。
考え方を少し整えていく習慣をつけることで、前向きな気持ちを回復させるうえで大切な土台が作られます。
こうした小さなステップの積み重ねによって、「もう少しなら動けるかもしれない」と感じられる瞬間が訪れます。
そのタイミングこそが、学校や職場に向かう力がゆっくりと戻り始めているサインです。
前向きになれないのは、あなたの努力不足ではありません。
あなたのペースで一歩ずつ進んでいけば、必ず前を向ける日がやってくるでしょう。
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