子供の自傷行為を辞めさせる具体的な関わり方②

となりのカウンセリング郡山の五十嵐です。

今回は次回に引き続き、自傷行為を辞めさせるための関わり方について解説していきます。

 

前回は、子どもに自傷行為を辞めさせる関わり方のはじめについて解説しました。

自傷行為をしてしまうことを受け入れ、傷をつけたことを責めず、一緒に傷を治すことからはじめるというものです。

 

今回は、自傷行為を辞めさせるためのさらに具体的な関わり方と、その方法について解説します。

 

子どもの自傷行為を受け入れ接していくうち、徐々に自傷行為について話してくれるようになる場合があります。

なぜ自分を傷つけてしまうのか、自傷行為の裏にどんなつらいことがあるのかを聞くことができれば、解決に向けて寄り添うこともできるでしょう。

 

そのために、子どもが話を切り出しやすい雰囲気や環境をつくることが大切です。

子どもからみて、親が「話を聞いてくれる」と安心できるよう、聞くのではなく「話してくれるのを待つ」ようにしましょう。

それまでは、とにかく子どもが安心できるよう、笑顔でいつも通りにコミュニケーションをとることが必要です。

 

子どもが自傷行為について話をしてくれるようになったら、徐々に「一緒に治していくこと」を提案しましょう。

「辞めさせる」というよりも「こうしてみよう?」という協力体制を敷くことで、子どもに寄り添う接し方ができます。

 

子どもと一緒に自傷行為を乗り越える体制ができた場合、以下のような方法で改善を目指すとよいでしょう。

 

・自傷行為をしたくなったら教えて貰う

・自傷行為をした内容を記録する

・一緒にカウンセリングへ相談する

 

自傷行為をしたくなったとき、子どもからそれを伝えてもらうようにしましょう。

自分を傷つけたくなったという気持ちを否定せず受け入れ、話をしたり、一緒に出掛けたり、運動したりなど、さまざまな方法で気を紛らわせることも有効です。

 

また、自傷行為をしてしまった場合は、その時の気分や傷をつけた内容を記録して貰用にしましょう。

これにより、子どもは「何がつらくて傷をつけたのか」が客観的にわかるようになります。

原因の解明や自分の気持ちの整理に繋がり、自傷行為を辞めるきっかけにもなるでしょう。

 

上記の方法でもうまくいかない場合や、一緒に考えてもどうしたらいいかわからない場合は、カウンセリングに相談することも手段のひとつです。

自傷行為に至る心理は非常に複雑であり、専門家の知識や経験が必要になる場合も少なくありません。

 

「となりのカウンセリング郡山」では、自傷行為に走る子どもの心のケアや、親御さまに対する接し方のアドバイスをさせていただいております。

 

子どもが自傷行為をやめ、明るく生活できたらどんなにいいでしょうか?

ご家庭だけで解決できない場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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