カウンセリング事例 | 子どもが勉強しない(母 28歳 兄弟 6歳・8歳)

私は28歳の母親で、6歳と8歳の息子を持つ二児の母です。息子たちは元気で好奇心旺盛な男の子ですが、小学校に上がるとすぐに長男が「勉強はめんどくさいもの」という男子特有の態度を覚え、勉強嫌いになってしまいました。その姿を見た弟も当然のように勉強を好きになろうとせず、家庭での学習時間はいつも戦いのようなものでした。

私自身も子どもの頃は勉強が好きではなかったため、彼らに強く言うことができずに困っていました。宿題をやってこないと学校の先生から注意され、その度にどう対応すればいいのか悩んでいました。そんな状況をどうにか改善したいと思い、プロの助けを借りることにしました。

初めてカウンセリングを受けるとき、少し緊張していましたが、カウンセラーはとても親切で理解のある方でした。私は子どもたちが勉強を嫌う理由や、それによって引き起こされる家庭内のストレスについて話しました。カウンセラーは私の話をじっくりと聞いてくれ、共感とともにさまざまなアドバイスをしてくれました。

カウンセラーとのセッションを通じて、まずは私自身のアプローチを見直すことが必要だと気付きました。私は子どもたちに「勉強しなさい」と強制するのではなく、彼らが自発的に勉強に取り組むような環境を作ることが大切だと理解しました。カウンセラーは、「親が勉強する姿を見せることが、子どもたちに良い影響を与える」というアドバイスをくれました。

そのアドバイスを受けて、私は自分も一緒に勉強することに決めました。具体的には、私が興味を持っていた資格試験の勉強を始めることにしました。これにより、子どもたちと一緒にちゃぶ台に並んで勉強する時間を設けました。初めは「母が勉強している」という光景に彼らは驚いていましたが、次第にそれが日常の一部となっていきました。

勉強する環境を整えるために、私は楽しい雰囲気を作ることも心掛けました。例えば、勉強が終わった後には一緒にゲームをしたり、おやつの時間を設けたりすることで、勉強時間が楽しいものだと感じさせるようにしました。また、彼らが興味を持つような教材や学習道具を用意することで、勉強そのものが楽しいと感じられるように工夫しました。

この取り組みの結果、子どもたちの勉強に対する態度が少しずつ変わっていきました。特に、私と一緒に勉強することで彼らのモチベーションが高まり、自発的に宿題に取り組む姿が見られるようになりました。また、私自身も資格の勉強を通じて新しい知識を得ることができ、自分の成長を感じることができました。

カウンセリングを受けたことで、私は「勉強は楽しむもの」という考え方を持つようになりました。子どもたちにとっても、勉強が苦痛ではなく、家族との大切な時間となるような環境を作ることができました。カウンセラーのアドバイスを受け入れ、自分自身も一緒に学ぶことで、子どもたちの勉強への取り組み方が大きく変わったのです。

もし、同じように子どもたちの勉強に悩んでいる親御さんがいるならば、カウンセリングを受けることを強くお勧めします。プロの助けを借りることで、新しい視点や方法を見つけることができ、親子で一緒に成長することができるでしょう。カウンセリングは、親子関係を深め、子どもたちが勉強に対して前向きに取り組むための大きな助けとなります。