浮気をされた妻にありがちな行動として、夫の浮気を辞めさせるために「こうすれば夫は浮気を辞めるかもしれない」と思って行動することです。
しかし、「これをすれば夫が変わるはず」という期待を強く持ちすぎると、結果が伴わなかったときの苦しさが大きくなってしまいます。
「話せばわかってくれるはず」
「努力すれば気づいてくれるはず」
こうした期待は、誰でも抱きますが、その分の期待が大きければ大きいほど、その期待が裏切られたときの悲しみや怒りも深くなります。
「こんなに頑張っているのに」「ちゃんと伝えたのに」と感じたとき、自己否定や絶望に陥ることもあるでしょう。
それは、夫に強く期待してしまったからこそ生まれる感情です。
だからこそ、まずは「夫を変えようとしすぎない」ことが重要です。
それは冷たさや諦めではなく、❝自分の心を守るために必要なこと❞です。
そして、浮気をされないために『いい妻になろう』、『感情をぶつけないように我慢しよう』と自分にふたをしてしまう妻がいらっしゃいます。
ですが、この我慢は結果として自分の心を守れず、心が疲弊してしまいます。
浮気に対して抱く怒りや悲しみを無理に押し殺す必要もないのです。
感情は自然な反応であり、無理に我慢し続けると、心の中に蓋をした怒りや無力感が溜まってしまいます。
その結果、抑うつ状態になったり、自分を責め続けたりすることもあるため注意が必要です。
苦しいときは、信頼できる人に話を聞いてもらったり、感情を安全に表現できる場所を持つことが回復の助けになります。
最終的に大切なのは、夫を変えることにエネルギーを使うよりも、「自分がどう生きたいか」「どこまでが自分の限界か」をしっかり見つめることです。
自分で線を引き、❝自分を大切にする❞という選択は決してわがままではありません。
むしろ、自分自身と向き合う誠実な行動です。
このように、自分の気持ちを守りながら向き合うことが、今後の選択肢を広げる力となっていきます。
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