となりのカウンセリング郡山の五十嵐です。
前回に引き続き、離婚が子供に与える影響についてコラムを書いていきます。
前回は、親の離婚が子供に与える影響の種類や、離婚によって子供が抱える精神的な負担を紹介しました。
今回は、離婚に際して子供に影響を与えないためのポイントを解説していきます。
離婚によって、どちらか片方の親とだけ暮らすようになると、子供にはさまざまな影響が出ます。
結婚や恋愛をネガティブに捉えるようになったり、周囲の家族と自分の家庭環境を比較してしまったりなど、子供の精神年齢や性格によっては大きな傷となる可能性もあるのです。
たとえ夫婦の仲が悪くなってしまった場合でも、子供の成長や精神面に支障が出ないようにするのは、親としての責任とも言えます。
では、離婚に際してどのような点に気をつけるべきかというと、以下のような点がポイントとなります。
・離婚後も子供と定期的に会うこと
・金銭的な負担を与えないこと
・「離婚したとしても親子である」ときちんと伝えること
離婚に際して、協議離婚や調停離婚、裁判離婚でも、子供と会う「面会交流」についての取り決めをきちんと行いましょう。
定期的に子供と会い、交流を持ったり成長を見守ったりすることで、親子関係は途切れる心配がありません。
交流のないまま時間が過ぎていくと、子供は「片親に見捨てられた」と感じてしまうこともあり、精神的な成長に支障が出ることがあります。
また、離婚後の経済的な課題を解決し、金銭面で子供に負担をかけないようにすることもたいせつです。
進学や教育、医療や福祉など、子供の成長にはお金がかかります。
離婚が理由で子供の将来の選択肢が狭まったり、経済的な心配をさせたりすることは避けなければいけません。
離婚時の取り決めや、子供の成長にかかるお金の相談などは必ず行いましょう。
最後に、離婚しても「親子である」ことを、両親からきちんと伝えてあげてください。
離婚は子供にとってショックな出来事です。
夫婦同士でいがみ合ったとしても、子供にとってはどちらも大切な親であることに変わりはありません。
仮に面会交流が難しかったり、取り決めで子供に会うことができないとしても、親から子供に対する愛情があることは、必ず伝えてください。
一番抽象的なポイントではありますが、子供が離婚による傷を抱えないためには、親からの愛情があると自覚することが一番大切です。
夫婦で向いていく方向が違ったとしても、子供の成長を見守っていける両親であろうとすることは間違いではありません。
上記のポイントを抑え、子供に負担をかけず、ご夫婦もお互いの人生を大切にできる選択をしてください。
「となりのカウンセリング郡山」では、離婚に関する悩みや、子供に影響を与えないためのポイントなどの相談を受け付けています。
ご夫婦だけではどうすればいいかわからない、離婚が子供に悪影響を与えないか心配という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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