となりのカウンセリング石巻の佐々木です。
今回は「親から虐待を受けると子供にも虐待しやすくなる」ことについて解説します。
「子供につい手を出してしまうんです」
「教育のためと思っていたのに、いつの間にかエスカレートしてしまって…」
このような虐待の悩みを抱え、カウンセリングに来られる方もいます。
虐待は子供の体だけでなく心にも傷をつけてしまう悲しい行為です。
子供を虐待してしまう理由にもさまざまありますが、中には「親から虐待された経験」から、自分の子供を虐待してしまう方もいます。
親から虐待を受けた方が自分の子供にも虐待を行なってしまう理由は、子供のころに「愛着形成」がうまくいかなかったことが挙げられます。
愛着形成がうまくできなかった場合「愛着障害」という状態になり、大人になっても人とのコミュニケーションがうまく行なえなくなるのです。
愛着障害に陥ると、人に対する攻撃性がみられたり、相手の心を気遣わない言動や無視などをしてしまう可能性があります。
これにより、子供に対しての暴力や暴言の衝動を抑えられず、虐待してしまうことに繋がるのです。
小さいころから親に叩かれてきたり、酷い暴言を受けて育つと、大人になってもその傷跡は残っているものです。
「自分は子供に同じことをしない」と思っていたはずでも、ついカッとなってしまったときに、親から受けた暴力や暴言を子供にもぶつけてしまいます。
そして、虐待を受けた子供もまた愛着障害になり、自分も同じことをしてしまうという「負の連鎖」が起こってしまうのです。
子供を虐待してしまうのは世間的に良くないこととされていますが、虐待する親も自分から好んでやっているわけではありません。
自分自身の性格や子供を痛めつけてしまう悲しさ、イライラやストレスを抱えてしまう悩みを人に分かってもらえず、苦しんでいる方も多いのです。
虐待が起きているのには原因があり、それを本人や周りの人が理解することが虐待を止める一歩目となるでしょう。
子供を虐待してしまうことに悩んでいる方、親から受けた虐待の記憶に悩んでいる方は、カウンセリングへご相談ください。
「となりのカウンセリング石巻」では、虐待の解消法や、なぜ子供に虐待を行なってしまうのか原因究明を行います。
お子さんを傷つけず、ご自身も過去の記憶から解放されて生活できればどんなにいいことでしょうか。
お一人で悩まず、ぜひお気軽にカウンセリングへお問い合わせくださいね。
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