カウンセリング事例 | 人と一緒にいると疲れる(19歳 女性 専門学生)

私は19歳の専門学生で、友達は少ない方ではありません。むしろ、どちらかといえば“陽キャ”と呼ばれるタイプで、常に明るく振る舞い、社交的な性格として周囲に認識されていました。いつも友達と楽しく過ごし、笑顔を絶やさずにいることが当たり前でした。しかし、複数人と一緒にいると、ふとした瞬間にひどく疲れる感じがすることが増え、次第にその頻度が高くなってきました。

「明るくなければ友達がいなくなる」「女は愛嬌が一番」という固定観念が私の中に根付いており、それが自分をがんじがらめにしていることに気付きました。私は、自分の本当の感情を抑え込み、他人の期待に応えるために無理をしていたのです。こうした自己犠牲的な振る舞いが続くうちに、心身ともに疲弊してしまいました。

このままでは自分が壊れてしまうと感じ、思い切ってカウンセリングを受けることにしました。初めてカウンセリングのセッションを受けたとき、カウンセラーは非常に優しく、理解のある態度で私の話を聞いてくれました。自分の内面を打ち明けるのは初めての経験で、最初は緊張しましたが、カウンセラーの温かい対応に次第に安心感を覚え、心を開くことができました。

カウンセリングを通じて、私は自分自身をより深く理解することができました。カウンセラーとの対話を重ねる中で、私は他人の期待に応えるために自分を偽っていたこと、そしてその結果として自分自身を見失っていたことに気付きました。カウンセラーは私に「自然体でいることの大切さ」を教えてくれました。自分を偽ることなく、ありのままの自分でいることで、本当の意味での人間関係を築くことができると。

最初のうちは、「本当に自然体でいても友達が離れていかないのか?」という不安がありました。しかし、カウンセラーのサポートを受けながら少しずつ自分の感情を大切にし、無理をしないことを実践するようになりました。友達と過ごす時間を楽しむ一方で、自分の気持ちや疲れに対しても敏感になり、無理をしないように心掛けました。

また、カウンセリングの中で、自己肯定感を高めるための具体的な方法も学びました。例えば、毎日自分の良いところを見つけて褒めること、自分に対して優しく接することなどです。これにより、少しずつ自分に対する自信がつき、自分を偽ることなく他人と接することができるようになりました。

カウンセリングのセッションを重ねる中で、私は自分自身の価値に気付きました。自然体でいることが、他人からの評価や友達の数に影響を与えることはなく、むしろ本当の自分を受け入れてくれる人々との関係が深まることを実感しました。これにより、他人と過ごす時間が以前よりも楽しく、そして疲れることなく過ごせるようになりました。

また、カウンセラーは私に「自分を大切にすること」の重要性を教えてくれました。これは、他人の期待に応えることばかりに囚われず、自分自身の感情や欲求を尊重することです。具体的には、他人と過ごす時間と同じくらい、自分一人でリラックスする時間を大切にすることや、自分の興味や関心に従って行動することを心掛けました。

カウンセリングを受けたことで、私は以前よりもずっと楽に生きられるようになりました。固定観念に囚われず、自然体でいることで、友達との関係もより良好になりました。自分自身を偽らずに生きることが、こんなにも心地良いものであるとは思いませんでした。

もし、同じように他人との関係で疲れてしまう方がいるならば、カウンセリングを受けることを強くお勧めします。自分自身を見つめ直し、自然体で生きることの大切さを学ぶことで、より充実した人生を送ることができるようになるでしょう。カウンセリングは、自分自身を理解し、他人との健全な関係を築くための大きな助けとなります。