石巻市で親子カウンセリングをしております、となりのカウンセリング石巻の佐々木里栄です。
「両親のことは嫌いじゃない。でも、どこか許せない気持ちがある」そんな思いを抱えている女性は少なくありません。
たとえば、
・子どもの頃に父親から厳しく叱られ続けた
・母親に否定的な言葉ばかりかけられてきた
・感情を受け止めてもらえなかった
・それでも、「育ててもらったのだから」「感謝しないといけない」と思い、ずっと“いい子”でいようとしてきた。
そんな経験を持つ人は、親を嫌うこと=自分が悪い人間になることのように感じてしまいがちです。
感謝と怒り、両方あってもいい
大人になっても親との関係にモヤモヤを抱えている人に共通しているのは、“親に対する感謝”と“親から受けた傷”の両方を心に抱えているということです。
❝感謝しているのに、許せない。嫌いじゃないのに、怒りが湧く❞
こうした複雑な感情を「矛盾している」と感じ、自分を責めてしまう人もいます。
でも実際には、感謝と怒りが共存することは、まったくおかしいことではありません。むしろ、それが自然な感情の流れです。
「嫌ってはいけない」は、心を縛る思い込み
「親を嫌ってはいけない」という思い込みは、自分の感情を否定し続けることにつながります。
そうすると、本当の気持ちに気づけず、心が疲弊していくのです。
親を一方的に責めることを推奨するわけではありません。でも、自分の気持ちを押し殺す必要もありません。
❝嫌ってもいい、怒ってもいい❞
まずはそう自分に許可を出すところから、親との関係は少しずつ変わっていきます。
親に感謝しているのに、どこか許せない
そんな気持ちを抱えていても、あなたが悪いわけではありません。
大切なのは、❝あなた自身の感情を丁寧に見つめ、言葉にしていくこと❞です。
となりのカウンセリング石巻では、親との関係で悩む大人の女性の心に丁寧に寄り添いながら、自分自身を取り戻していくサポートを行っています。
「わかってもらえない」と思いながらも抱え続けてきた気持ちを、どうか一人で背負わずにいてください。