現代社会の忙しさや不景気、さまざまな要因からうつ病になり、カウンセリングに相談に来られる方はたくさんいらっしゃいます。
うつ病がなぜ起こるのか、どのような治療方法があるのかを理解できれば、すみやかに社会復帰を目指すことができるでしょう。
この記事では、うつ病の概要や気を付けるべきサイン、治療方法について解説していきます。
うつ病とは？
うつ病は、気分の落ち込みや情緒不安定などが現れる精神病のひとつです。
うつ病は脳内の「神経伝達物質」が減少している状態であるとされています。
神経伝達物質には精神を安定させる役割があり、不足すると心身に不調をきたし、うつ病になってしまうことがあるのです。
神経伝達物質の減少は、日頃のストレスや不安、強い精神的ショックなどが原因で起こります。
仕事や人間関係のトラブル、将来への不安、生まれつきの気質などにより、心に負担を抱え続けてしまうことで、うつ病を発症してしまうのです。
うつ病の症状
うつ病の症状には「精神的症状」と「身体的症状」があります。
それぞれについて見ていきましょう。
精神的症状
うつ病の症状で最も日常生活に影響するのが「精神的症状」です。
うつ病では、次のような精神的症状がみられます。
・常に不安になる
・なにかに焦る気持ちを感じる
・何をしていても悲しくなる
・何も考えられない
・何もやる気が起きない
・自分を責める気持ちが常にある
・人に会いたくない
・出かける気になれない
・いなくなってしまいたいと思う など
精神的症状が強い方は、無気力で何もできなくなってしまう場合もあります。
休職や休学を余儀なくされ、復帰するまで長い時間を必要とする方も少なくありません。
身体的症状
うつ病は「心の病気」というイメージを持つ方も多いでしょう。
うつ病はときに、身体的にもさまざまな症状が出現します。
・不眠や過眠
・食欲不振
・吐き気や不快感
・過食
・疲労感
・倦怠感（だるさ）
・体の痛み
・めまいや耳鳴り
・息苦しさ
・動悸
・手足のしびれ など
中には、精神的症状よりも身体的症状が強く見られる方もいます。
「なんとなく調子が悪い」程度に捉えてしまい、自分がうつ病になっていることに気が付かない方も多くいるのです。
うつ病のサイン
うつ病の症状に気が付かず、いつの間にか悪化してしまうケースもあります。
そのため、うつ病のサインを理解しておき、見逃さないようにすることが大切です。
・元気が出ない
・表情が暗い
・仕事のミスが増える
・人と話すのが億劫になる
・遅刻や欠勤・欠席が増える
・趣味や外出をしなくなる
・一日中ベッドの上で過ごす
・お酒やたばこの量が増える など
これらのサインは、自分で気づくのが難しい場合もあります。
周囲の人から頻繁に指摘される場合は、ストレスや不安に疲れていないか、自分で振り返るようにしましょう。
うつ病の治療法
うつ病の治療方法には以下があります。
・薬物療法
・心理療法
・カウンセリング
脳内の神経伝達物質を正常にするため、薬物療法に頼ることもあります。
また、心理療法カウンセリングを用いることで、精神的な症状の緩和や治療を図ることも大切です。
うつ病に対するカウンセリングの効果
うつ病の治療は、症状に合わせてさまざまな手段が用いられますが、中でもカウンセリングが大きな効果を発揮することがあります。
カウンセリングでは、症状や感じている不安など、現状について詳しくお話をお伺いします。
今感じているつらさや不安を話していただくだけでも、気持ちが軽くなり、治療を進めていくきっかけをつかめることもあります。
お話を伺っていく中で、ご自身が何にストレスや不安を感じていたのかを突き止めることも可能です。
また、ストレスや不安に感じてしまう「認知のゆがみ」を明確にし、修正することで、治療と再発予防にも貢献します。
このような「認知行動療法」を、ご自身のペースで行っていけるのが、カウンセリングの大きな効果でありメリットなのです。
自分が何にストレスや不安を感じているのかを理解し、どうすればそれらと向き合って生活できるようになるのかを、カウンセリングで紐解いていきましょう。
うつ病のカウンセリングは専門家に相談を
うつ病は、カウンセリングを活用することで治療を進め、社会復帰や学業への復帰を早められる可能性があります。
そのためには、うつ病の理解が深い「専門家」のカウンセリングを受けることが重要です。
『となりのカウンセリング福島』では、うつ病や心理学についての豊富な知識のもと、一人ひとりのお話をじっくりお伺いしてうつ病の治療をサポートします。
うつ病を改善し、以前のように仕事や勉強、自分の好きなことに打ちこめるようになればどんなにいいことでしょうか？
うつ病にお悩みの方や、ご家族のうつ病について相談したい方は、お気軽に当カウンセリングへお問い合わせください。
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