石巻で心理カウンセリングをしております、となりのカウンセリング石巻の佐々木里栄です。
「恥ずかしい」という気持ちの裏側
「どうして自分はこんなに仕事ができないんだろう」「またミスした。周りにどう思われてるか気になる」
そう感じている方の中には、自分の“ふがいなさ”に強い羞恥心を抱えている人が多くいます。
でもこの❝恥ずかしさ❞は、実は“できるという前提がある”からこそ生まれてくる感情でもあります。
「本当はもっとできるはず」「やるべきことができないなんて情けない」
そんな❝理想の自分❞とのギャップが、苦しさの正体なのです。
恥ずかしさを強めてしまう思考のクセ
❝仕事ができない自分❞に過剰に落ち込んでしまう人には、完璧主義や白黒思考といった傾向が見られることがあります。
たとえば、「一度ミスをしたらもう終わり」「人に頼るなんて無能の証」といった思い込みは、自分をさらに追い詰めてしまいます。
でも本来、仕事の場面ではできないことがあるのは当たり前。
むしろ、苦手な部分に気づいたときこそ、改善や成長のチャンスなのです。
自分に向ける視線をやわらかく
恥ずかしさの中には、❝人からどう見られているか❞という不安も含まれています。
しかし、多くの場合、他人は思っているほどこちらを見ていません。
それよりも、「今の自分に何ができるか」を丁寧に見つめることが、回復の第一歩です。
苦手なことに取り組んでいる自分を、❝ダメな存在❞ではなく、❝努力している存在❞としてとらえる視点を持つことが大切です。
「できない」ことが悪ではない
「仕事ができない自分が恥ずかしい」と感じるとき、その背景には“できるという前提がある”ことを思い出してください。
あなたの中には、❝本当はうまくやりたい、力を発揮したい❞という前向きな意志があるはずです。
その意志こそ、次の一歩につながる大切な力です。
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